車検のいろは


車検の知識をしっかり押さえて、自分に合った車検を選ぼう!

車検の費用を抑えたいと思っている方に向けて、ユーザー車検について解説する記事です。

いろは その32 車検を自分でおこなう方法!
車検を自分でおこなう方法!ユーザー車検の費用について

車検の費用を抑えたいと思っている方に向けて、ユーザー車検について解説する記事です。

みなさまは「ユーザー車検」をご存じでしょうか?ユーザー車検にすると、整備工場などに車検を依頼するのに比べて、大幅に費用を抑えることができます。

しかし検査内容や検査項目、自賠責保険などの支払いについて不安に思う方もいるでしょう。そこで今回の記事では、自分で車検を行うことのメリット・デメリットに加えて、点検しておくべき項目やユーザー車検の流れを解説します。

ユーザー車検に調整したいと思われているなら、一通りの流れや必要書類がわかる記事となっています。ぜひユーザー車検を受ける前の参考としてご覧ください。

自分で車検を行う「ユーザー車検」とは?

車検を自分で行う「ユーザー車検」とは、運輸支局に車を持ち込んで、自分で車検を行う方法です。

一般的な車検では整備工場やディーラーに車検を依頼します。しかしユーザー車検では車検のすべてを自分で行います。車の整備から検査、事務手続きまですべてのことを自分で行わなければなりません

そのため車検の知識と、車両整備の技術力が必要となる車検方法です。一般に浸透してはいませんが、以上のように車検は自分で行うこともできます。

ユーザー車検のメリット

それではユーザー車検をするメリットとはどのようなものでしょうか?自分で車検をすることで、次のような2つのメリットを感じられるはずです。

メリット1:業者へ依頼するより費用を抑えられる

まずは業者に車検を依頼するよりも、費用を抑えられることがメリットとなります。車検の費用は次のような項目で構成されています。

  • 【費用内訳】
  • 車検基本料
  • 法定費用
  • 部品交換費用

本来、車検のために必要となる費用は法定費用のみです。交換が必要な部品があれば部品交換費用は必要となります。しかし車検基本料は車検を依頼する整備工場やディーラーに支払う費用です。点検や整備のための技術料や法定点検にかかる費用、車検代行の手数料が含まれます。

一方で法定費用とは、自賠責保険料・自動車重量税・印紙代のことです。法定費用は車を持つなら支払いが義務づけられているものなので、ユーザー車検でも必要となります。

つまり車検基本料は車検による、業者の利益分となるものです。自分で車検をする場合には必要ありません。自分で車検をすれば法定費用と部品交換費用しかコストがかからないため、業者に依頼する場合よりも車検費用が抑えられます。

車検について詳しく知りたい方は”車検って何?基礎知識(有効期間・費用)”をご覧ください。
車検を安くあげたい方は”車検を安くあげるコツ”をご覧ください。

メリット2:車検知識が養われる

ユーザー車検のメリットとして、車検知識が養われることもあげられます。

自分で車検を行うなら、整備や点検を自分で行わなければなりません。業者に依頼すればすべてプロが行ってくれますが、その分、車についての知識を得ることはできなくなります。

ユーザー車検を経験することにより整備の知識と技術が得られれば、愛車の異変にすぐに気付けるようになるはずです。国土交通省東北運輸局の公式サイトにも、次のような記載があります。

ユーザー車検とは自ら行うことから、車両構造に関する知識の習得機会になるとともに、日頃の点検・整備の意識向上につながり、ユーザーの定期的な自動車の維持管理次第で整備点検費用等を減らすことができます。

出典:国土交通省東北運輸局:Q13.ユーザー車検というのはどういうものですか?

車に詳しくなりたい、不具合に対処できるようになりたいと思われているなら、ユーザー車検を利用して知識を得てみましょう。終わった頃には、自分で車検を行う前よりも格段に車に詳しくなっているはずです。

ユーザー車検の費用

ユーザー車検の費用は、たとえば車両重量1,300kgの車の場合で54,540円となります。54,540円の内訳は次のとおりです。

  • 検査手数料:2,100円(印紙400円+証紙1,700円)
  • 自動車重量税:24,600円
  • 自賠責保険(24ヶ月):27,840円
  • 計54,540円

出典:国土交通省東北運輸局:Q7.ユーザー車検を受けたいのですが費用について教えてください。

もし整備が必要な箇所がなかった場合、5万円ほどで車検を済ませられることになります。整備工場などに依頼した場合、10万円前後かかることもあるでしょう。ユーザー車検なら依頼するときと比べて約半額で車検が済ませられることがわかるはずです。

ユーザー車検費用について詳しく知りたい方は”ユーザー車検費用っていくら?”をご覧ください。

ユーザー車検を受ける前準備

費用を抑えられるメリットがあるユーザー車検。これから自分で車検をしてみたいと思われるなら、事前に車検のための準備をしておかなければなりません。

それではユーザー車検にはどのような準備が必要なのか、行っておきたい4つのことについて見ていきましょう。

前準備1:自動車の状態をチェック

まずは車検に通るように、車の状態をチェックしておくことが欠かせません。

車検に通るためには車を適切な状態にしておくことが必要です。チェックするべきポイントは次のようなところです。

  • 【確認ポイント】
  • ランプが正常に点灯し、ヒビや割れなどがないか
  • タイヤの溝が十分に残っていて、亀裂やヒビなどが入っていないか
  • ガラスに損傷やヒビなどが入っておらず、装飾のためのシールやフィルムが貼られていないか
  • シートベルトやホーンマーク、発煙筒などが取り付けられているか
  • メーター周辺に警告表示等が表示されていないか
  • ワイパーが正常に作動するか
  • クラクションが鳴るか
  • マフラーからの排気漏れがないか
  • タイヤと車体の接触面にあるゴム製部品に損傷がないか
  • 車体の中央に設置されているゴム製部品に損傷がない

車検で確認するべきポイントは多岐にわたります。上記ではおおまかな確認ポイントをご紹介しました。それぞれの項目についてはさらに細かくチェックしていく必要があります。

ユーザー車検にすると決めたら、まずはご紹介したように車の状態を確認して、車検に通るよう修理や整備を行いましょう。

前準備2:必要書類の準備

次に必要書類の準備を行ってください。ユーザー車検に必要となる書類は次のとおりです。

  • 【必要書類】
  • 検査証(自動車検査結果通知書)
  • 検査手数料印紙・証紙
  • 自動車重量税納付書
  • 重量税印紙
  • 検査申請書(第3号様式) ※OCR申請書の印刷等に関する注意事項
  • 申請書に使用者本人の直筆署名または、印鑑(委任状でも可)
  • 自動車検査証(車検証)
  • 自動車税納税証明書
  • 自動車損害賠償責任保険証明書
  • 定期点検記録簿(検査の前に定期点検を行っている場合)
  • その他、大型ダンプ(土砂等以外を運搬するダンプを除く)の場合、自重計適合証の提示

出典:国土交通省東北運輸局:Q5.ユーザー車検を受けたいのですが必要な書類を教えてください。

自分で車検をする場合、多くの書類を準備しなければなりません。検査手数料の印紙と証紙、自動車重量税の印紙は運輸支局で購入できます。

また自動車税納税証明書は自動車税を滞納しておらず、納付から3週間が経過していれば準備をしなくても構いません。定期点検記録簿も法定点検を行っていなかったり、車検後に行う場合は不要です。

必要書類を準備したら、保険期間の継続手続きなども行いましょう。上記でご紹介した必要書類を、すべて車検当日までに準備しておいてください。

前準備3:車検費用の準備

ユーザー車検を受けるなら、費用の準備も欠かせません。自分で車検を行う場合に最低限必要な費用は先にご紹介したとおり、「自賠責保険料」「検査手数料」「自動車重量税」の3つです。

ただし車の整備や修理が必要な場合は、加えて部品交換費用などが必要となります。

かかる費用は乗っている車種により変わります。それぞれの費用がいくらになるか調べ、車検当日までに準備しておけるようにしましょう。

前準備4:ユーザー車検の予約

自分で車検を行う準備が整ったら、最後にユーザー車検の予約をします。自動車技術総合機構の公式サイトに「自動車検査インターネット予約システム」があるので、インターネットで予約可能です。軽自動車なら「軽自動車検査予約システム」を利用してください。

システムは24時間いつでも利用でき、予約の変更や取消もできます。しかし予約は14日前までの予約のみ可能です。またユーザー車検は、平日の各運輸支局の営業時間内に限られることに注意しましょう。

初めて利用する場合はアカウント登録が必要となるため、スケジュールに余裕をもたせて予約しておくことをおすすめします。

ユーザー車検をおこなう際の車検の検査項目

それでは続いて、ユーザー車検をおこなう際の検査項目について解説していきます。実際に運輸支局で車検を行う際には、次のような検査が行われます。

同一性の確認

車検に通るためには、車と書類記載内容の「同一性の確認」が必要です。同一性の確認とは、書類に記載された車両が持ち込まれた車両と同じであるか確認することです。
具体的にはエンジンに明記されている番号と、車検証に記載されている番号が同一であるかの確認が行われます。

外回り検査

続いてご紹介するのは、外回り検査です。外回りとは各種ライトやワイパー、クラクションなど、車外に影響を与える部分のことを指します。

たとえばヘッドライトやブレーキランプが正常に点灯するか、レンズの破損によって灯りが漏れていないかなどを確認する検査です。もし破損などがあれば、レンズを交換しなければなりません。ホイールナットを叩いてゆるみがないことを確認する検査も行われます。

足回り検査

足回り検査は、タイヤとホイールの状態を確認する検査のことです。タイヤの溝が十分に残っており、ひび割れていないか、車体からのはみ出しがないかなどの項目がチェックされます。

タイヤ・ホイールの車体からのはみ出しは、1cm以内であれば車検で問題がありません。

排ガス検査

続いては排ガス検査です。排ガス検査とは、排ガスに含まれる一酸化炭素と炭化水素の濃度を確認する項目のこと。

「道路運送車両の保安基準」の第31条では、「ばい煙、悪臭のあるガス、有毒なガス等の発散防止」が定められています[1]。そのため自動車の排ガスに含まれる悪臭・有毒ガスが規定量以上であると車検に通りません。

車の仕様により基準値が定められており、検査はマフラーに検査棒を差し込む形で行われます。ユーザー車検の場合は自分で検査できない項目です。もし事前に自分で確認したい場合は、テスター屋などに持ち込み確認してもらわなければなりません。

サイドスリップ検査

サイドスリップ検査はまっすぐ走行できるかどうかを確認する検査です。ハンドルを傾けない状態にして、左右にぶれずに走行できるかを検査し、もしぶれがある場合は整備を行わなければなりません。

「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」の第91条には、「1mの走行で5mm以上の横滑りが起こるかどうか」で判断すると記載されています[2]。

ユーザー車検の前にサイドスリップの整備を行っておいたり、横滑りが起こらないか確認しておくと安心でしょう。またタイヤの空気圧が低いと横滑りしやすくなるため、空気圧の調整をしておくことも対処法のひとつです。

スピードメーター検査

スピードメーターの検査は、実際の走行速度とメーターの数値が合致しているか調べる検査のことです。

スピードメーターは寸分狂わず正確な数値を表示しているわけではありません。実際の速度と多少の誤差はあります。しかし誤差が大きくなると速度違反になる可能性が高く、車検に通らなくなることがあります。

スピードメーターの表示もタイヤの状態により変わることがあるため、空気圧のチェックはやはり欠かせません。理想的な空気圧に調整し、検査に支障がないようにしておきましょう。

ヘッドライト検査

次にご紹介するのはヘッドライトの検査です。ヘッドライトの光量と光軸を確認し、基準値内におさまっているかを検査します。

ヘッドライトの検査基準は2015年に変更されており、変更以降、車検に通らない車が増えたと言われています。現在のヘッドライトの測定はロービーム状態で行われ、光が照らされる方向を確認する検査の基準が厳しくなりました。

ヘッドライトのロービームでは、左側の歩行者がよく見えるように多少左上がりに設計されています。ユーザー車検では左上がりになる角度の正確さが重視され、規定からずれていないかが厳しくチェックされます。

さらに専用テスターを用いて光量も測定されるため、十分な明るさを確保しておくことも必要です。もちろんヘッドライトの色は白のままにしておいてください。

ヘッドライトの検査もユーザー車検では自分で確認しにくい項目です。レンズを新品に交換したり、適切なヘッドライトを装着したりなどの対処が必要となるでしょう。

ブレーキ検査

ブレーキ検査はブレーキの効き具合を確認する大切な検査項目です。ブレーキとサイドブレーキへの検査が行われます。

ブレーキ検査で落とし穴になりがちなのが、「完全に踏み込んだ状態」で検査されることです。日頃運転していて、思い切りブレーキを踏み込むことは少ないのではないでしょうか?

思い切り踏み込み急ブレーキをかけたときにしっかりとブレーキが効くか、事前に確認しておくと車検に通りやすくなります。

下回り検査

最後にご紹介するのは下回り検査です。下回り検査とは名前のとおり、車両の下回りが正常であるか確認するための検査のこと。

車の下部に入り込んで、タイヤと車体が接する部分にあるゴム製部品の損傷や、オイル漏れ、ボルトのゆるみなどがないかを確認します。

下回り検査は自分で車検を行う場合でも目視で発見しやすい検査項目です。部品の損傷などの異常がないか、あらかじめ確認しておきましょう。

ユーザー車検流れ

ユーザー車検で検査される項目について解説してきました。今度の車検は自分でやってみようと思われるなら、ユーザー車検の流れについて事前に確認しておいてください。
ユーザー車検は次のような5つのステップにて行われます。

ステップ1. インターネットで車検の予約

自分で車検を行うなら、最初のステップとしてインターネットで車検の予約をしましょう。先に解説したように、ユーザー車検の予約は自動車技術総合機構の「自動車検査インターネット予約システム」より行えます。

アカウント登録をしたらIDとパスワードを使ってログインし、車検の予約に進んでください。

ステップ2. 書類の提出と受付書類の記入

インターネットで車検の予約をしたら、検査場にて必要書類を提出して、受付書類の記入を行います。

必要書類の中でも記入が必要となるのが、継続検査申請書と自動車重量税納付書、自動車検査票の3つです。継続検査申請書には車両の情報を、車検証と同じになるように記載してください。認印の押印も忘れないようにしましょう。

そして自動車重量税納付書には、住所・氏名・車のナンバーの記載が必要です。さらに該当部分にチェックを記入します。自動車検査票には車の情報を記入しますが、見本を参考にすれば特に問題はないでしょう。

ステップ3. 税金・手数料の支払いと自賠責加入

続いては税金と手数料の支払いを済ませ、次の車検までの自賠責保険に加入します。自賠責保険料の支払いは、ユーザー車検当日に窓口にて支払います。

ただしその他の法定費用は支払い方法が現金ではなく、購入した印紙や証紙です。
運輸支局には「印紙・証紙販売窓口」が併設されています。あらかじめ窓口に立ち寄り、必要な金額分の印紙と証紙を購入しておいてください。購入した印紙と証紙は、自動車検査票に貼ります。

ステップ4.車検本番

支払いが終わったらユーザー車検の本番を迎えます。検査は所有者が車に乗った状態で行われるため、乗車して検査レーンへと並んで待ちましょう。

順番が回ってくると、検査員が必要な検査を行います。ボンネット内部・外観・スピードメーター・ランプ・排ガス検査・下回り検査などを行って終了です。

ステップ5. 合格ステッカー(車検証票)の交付

ユーザー車検で無事に受かることができた場合、合格ステッカーである車検証票が交付されます。受け取ったらフロントガラスの規定の位置に貼っておきましょう。

ただし残念ながら車検に合格しない場合もあります。もし合格できなかったときは、あらためて整備をしなおして、合格できる状態へと整えてから再度車検を受けてください。

ユーザー車検は1回の申し込みにつき、3回まで受けられます。3回以内に合格できるように、自分の車をあらためて整えましょう。

ユーザー車検のデメリット

ユーザー車検には費用が抑えられること、車検の知識が得られることなどのメリットがありました。しかしメリットばかりではなくデメリットがあることも事実です。

これから自分で車検を行ってみたいと思われているなら、デメリットも知った上で挑戦するかどうかを検討してください。

デメリット1:「車検不合格」になるケースがある

ユーザー車検では「車検不合格」になる可能性があります。整備士に引けをとらないほどの知識と技術を持っているなら問題ないでしょう。しかし車への知識や整備の技術が伴わない場合、車検に通らないことも十分に考えられます。

車検不合格になればまた整備をやり直して、運輸支局まで出向かなければなりません。再度車検を受けるための手間がかかることはユーザー車検のデメリットと言えます。

デメリット2:検査を受けられる時間が限られている

検査を受けられる時間が限られていることもデメリットのひとつです。ユーザー車検は平日の、運輸支局が営業している時間帯でなければ受けることができません。

もし平日に仕事をしていて、土日しか自由になる時間がない方の場合、ユーザー車検を受けるタイミングを見つけることが難しくなります。運輸支局の検査時間と受付時間はエリアにより多少変わりますが、一例をご紹介します。

  受付時間 検査時間
新潟運輸支局 8:30~10:00
10:00~11:45
12:20~14:00
14:00~15:45
9:00~10:15
10:30~12:00
13:00~14:15
14:30~16:00
四国運輸局 8:45~11:45
13:00~15:45
-

出典:新潟運輸支局:ユーザー車検の受け方
出典:四国運輸局:自動車の検査について

以上のように、ユーザー車検では検査を受けられる時間が決められています。免許証の更新のようなものなので、平日日中の時間が自由にならない方にとっては、受けにくいと感じられるかもしれません。

デメリット3:事前に予約をしなければならない

次にご紹介するユーザー車検のデメリットは、事前に予約をしなければならないことです。整備工場などに車検を依頼するときは、ある程度突発的にお願いしても対応してもらえます。

しかしユーザー車検では14日前までに予約をしなければなりません。また時期によっては予約がいっぱいになっていて、希望の日に予約できないことも考えられます。

事前に予約をしなければならないため、前もってスケジュールがわかっている人以外は利用しにくいはずです。14日後のスケジュールが把握できていなければ、予約をすることも難しいかもしれません。

デメリット4:整備費用が別途かかる可能性がある

ユーザー車検のデメリットとして最後にご紹介するのは、整備費用がかかる可能性があることです。

自分で車検を行うとき、車の調子が良ければ法定費用の支払いだけで済むでしょう。しかしもし整備しなければならないところが見つかれば、整備のための費用がかかることになります。ライトの割れやタイヤの摩耗などがあれば、対応してから車検を受けなければ通りません。

もちろん整備費用は、整備工場やディーラー、車検専門業者などに車検を依頼した場合でも必要となります。しかしできる限り費用を抑えたいと思っている方にとっては、通常の車検と変わらない費用がかかることに納得できなくなるかもしれません。

ユーザー車検は確かに費用を抑えることができます。ただし車の状態によっては、整備費用が別途かかる可能性があることを知っておいてください。

ユーザー車検前にやっておくべきこと

ユーザー車検を受けるなら、事前に次の3つのことを行っておくと車検に通りやすくなります。

1:タイヤの整備

まずはタイヤの整備を行いましょう。タイヤは車についての知識がない方でもチェックしやすい場所です。溝が減っていてスリップサインが出ていないか、亀裂やヒビなどが入っていないか確認しましょう。

2:ガラスの確認

ガラスも確認しておきたい項目のひとつです。ヒビや割れがあれば、ユーザー車検を受ける前に整備工場などで修理をしておいてください。

3:外装の灯火装置

灯火装置も確認しやすい項目です。灯火装置の検査では、ランプ・ライトが正常に作動するか、レンズの割れなどにより光が漏れていないかを確認します。レンズに割れがなく、正常に白い光が灯るようであれば問題ないでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで、ユーザー車検のポイントやメリット・デメリットがご理解いただけたと思います。

自分で車検をすればコストダウンにつながります。しかし手間や知識・技術が必要なことも確かです。

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[1]参照:国土交通省:道路運送車両の保安基準(2022年12月23日現在)

[2]参照:国土交通省:(PDF)道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2022.1.7】

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